高齢者福祉施設での開催事例 ~東光地域食堂 イーストシップ ~(博多区 東光)

NPO法人アースチルドレンは、「孤食」の課題解決をめざし、子どもから高齢者まで全世代を対象とした「子ども地域食堂」を運営する団体です。2年前から、博多駅近くで子ども食堂を2か所運営していましたが、他の場所でも、毎日仕事で忙しいご家庭の親子や一人暮らしの高齢者に喜ばれるような、平日夕方の地域食堂を開催したいと考えていました。

そんな時、スペース登録があった東光校区の高齢者福祉施設マザーハートを紹介され、その登録スペースを活用して新たに地域食堂を始めることにしました。

ちょうどその頃、アースチルドレンの活動に興味を持って取材に訪れていた近隣の高校生たちから、「自分たちも子ども食堂に関わってみたい」という声が挙がっていました。そこで、アースチルドレンのメンバーが「一緒にやってみない?」と声をかけ、高校生も活動に参画することに。子ども食堂の立ち上げは、高校生たちにとっても「やってみたい」をカタチにする機会となりました。

子ども食堂は、食事の提供をアースチルドレンが担当し、食後のレクリエーションタイムを高校生たちが企画・運営するという形で実施しています。会場提供をしているマザーハートの職員さんも仕事をしながら、会場の隣の部屋から子どもたちを温かく見守っています。

食堂では、糸島の農家さんが寄付してくれた野菜も使った、おいしいお弁当をみんなで食べます。そのあと、子どもたちは寄付をしてくださった農家さんに御礼のお手紙を書いたり、折り紙やトランプをしたりそれぞれが好きなことをして過ごします。高校生が遊びを主導してくれるため、一緒に来ていたお母さんもゆったりと過ごすことができていました。今回は、最後に全員でカルタ大会をして大盛り上がりとなりました。

開催にあたっては、地域の方々が町内の掲示板にチラシを貼ってくれるなど、情報発信などの面でご協力くださり、地域全体で取り組みを支えてもらっています。今後は、会場であるマザーハートを利用されている高齢者の方々にもこの場に参加していただけたら…という夢も広がっています。 世代も立場も越えて、地域みんなでつくる子ども食堂の新しい形が、ここ東光で少しずつ育まれています。